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2017年1月24日 (火)

深夜特急 DVD BOX 3枚組


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大沢たかお主演の『深夜特急』は、果たして映画なのかアジア旅行記なのか、カテゴリー分類でかなり迷ったが、一応は沢木耕太郎のベストセラー小説の映画化という位置付けなので、映画として分類して置こう。

もう今から10数年以上前、自宅で深夜にたまたま付けたテレビで放送されていたのを途中から見始めたのが、私とこの作品との最初の出会いだった。大沢たかおという若手俳優のことも当時は知らなかった。ただ、チラッとテレビ画面を観た瞬間から、井上陽水の気だるいテーマ音楽をバックに展開される独特な世界観にすっかり魅了されてしまったことを、今でも鮮明に想い出す。

香港編ではいかがわしい安宿に泊まりながら、無数の屋台で賑わう真夜中の街を彷徨ってみたり、地の底から沸き上がるような香港市民のエネルギーに圧倒されつつも、異国情緒を存分に味わいながら、これから始まる長旅への期待感でワクワクしている主人公の雰囲気がひしひしと伝わってきた。

マカオ編ではカジノで大小というサイコロ賭博にハマって、主人公は危うく持参した旅費の大半を擦ってしまいそうになるピンチを迎えるが、途中から冷静さを取り戻して踏み止まり、本格的に目的地を目指して再び歩み始めることになる。

バンコクやインドでは、バックパッカーが常宿にしている非常に安い料金の宿でのまったりとした日常生活にすっかりハマってしまう。自堕落な毎日を過ごしている内に、本来の旅の目的を忘れて、そこに埋没してしまうバックパッカー達が大勢現れるという話も、自分の気持ちに照らし合わせて多いに共感できる所があった。

パキスタンからいよいよ砂漠地帯が続く中近東エリアに入る。果てしない荒涼とした大地を異国人を乗せた満員の路線バスが、地平線の彼方に沈みゆく太陽を目指すかの如く疾走する。悠久の時間と大自然の中では、人間は実に儚い存在に過ぎないが、そんな中で健気に生きる人々の息遣いに生命の温もりと力強さを感じた。

深夜特急の世界で、大沢たかお演じる主人公が遭遇する様々な体験には、結局は人は1人1人が日々孤独に耐えながら必死にもがきつつ、とにかく前進し続ける運命にあるのだという、原作者沢木耕太郎の人生感が深く根を下ろしているような気がする。

香港ではワクワクして、マカオではハラハラして、バンコクではマッタリして、中近東ではしみじみしながら、何とかやり繰りしつつ、とにかく前へ進んでいく主人公に私達は思わず身を乗り出して応援のエールを贈りたくなるのであろう。


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