海外ドラマシリーズ ( 第一印象の重要性 )
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海外ドラマシリーズにハマった切っ掛けは「チャームド」魔女三姉妹のドラマをたまたまTSUTAYAでレンタルして観たことだった。ファーストシーズンを観終わると、セカンド、サードと週末ごとに大量レンタルして一気に観続けた。まるで中毒症状に掛かったように止まらなくなってしまった。そして、チャームドは結局ファイナルシーズンまで観続けて完走した。
その後も、「ボーンズ」「スーパーナチュラル」「プリズンブレイク」などかなりハマった連続ドラマがあったが、いずれのシリーズもあまりにも長く続くので、途中で飽きてしまいファイナルシーズンまで完走出来なかった。途中で挫折してしまうシリーズが多かった中で、何とかファイナルシーズンまで辿り着いたのが「パーソン・オブ・インタレスト」と「メンタリスト」そして比較的短かかった「ライ・トゥ・ミー」の三作品だった。
一般的にヒットするシリーズ物の映画は、第1作目が大抵一番面白いことが多い。ゴッドファーザー、ターミネーター、スーパーマン、マトリックス、パッと思いつく作品を挙げてみても、だいたい最初の作品が一番印象に残っている。逆に言えば、第1作が大ヒットしたからシリーズ化したことを考えれば当たり前なのかもしれない。
そういう意味からすると、海外ドラマシリーズもファーストシーズンの第1話が面白いか否かで、その後を続けて観たいと思うか、もう観なくていいと思うかが決まるような気がする。メンタリストもライトゥミーもパーソンオブインタレストもファーストシーズンの第1話が物凄く面白いと感じたのでファイナルシーズンまで完走出来た。ロケットが地球の重力を振り切って、宇宙空間に飛び出す瞬間のように、シリーズ物の第1話にはぶっちぎりの面白さが求められるのだろう。
レンタルDVDを選ぶ時は、ジャケットの写真やあらすじなどを参考にして、なるべく面白そうな作品を誰でも選ぶ。しかし、自宅に持ち帰って観始めたところ、最初から訳が分からないシーンが続いて、サッパリ意味が理解出来ない作品だったりすることがある。そんな時のマイルールはとりあえず5分間だけ我慢して観てそれでも詰まらないと感じたら観るのを止めることにしている。最初の5分間が詰まらない作品は最後まで詰まらないことが多いというのが私の過去の経験則から導き出された結論だからだ。
さて、映画やドラマの出だしがいかに重要かが認識できたところで、これを人間関係に当てはめてみると、面白い仮説を立てることが出来る。人間の場合も第一印象が物凄く重要で、恐らく初対面の人の第一印象は最初の5分間で決まっている筈だと思う。最初の5分間で人は相手を品定めして、コイツは面白そうだとか、横柄な奴だとか、馴れ馴れしくて礼儀をわきまえない奴だとか、何となく感じのいい人だとか、相手を判定している。そして、その5分間の第一印象を後から覆すのは並大抵の努力では追いつかない。
NHKが莫大な制作費を注ぎ込み、人気女優の綾瀬はるかをヒロインに抜擢して、鳴り物入りで番組宣伝をした「精霊の守り人」を私も楽しみにしていたが、第一話を観てあまりに詰まらないストーリーにガッカリして二度と観なくなってしまった。綾瀬はるかには気の毒だが、あの作品は原作が悪いのか脚本が悪いのか、理由はよく分からないが、とにかく詰まらない。詰まらない作品は最初の5分間で決まるという私の法則はここでも成立していたように思う。
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