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2017年2月19日 (日)

将棋ソフトが強すぎる問題

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私も将棋が趣味なので、三浦弘行九段の将棋ソフトカンニング疑惑事件には大変関心があった。最初は三浦九段の半年間出場停止処分という日本将棋連盟の思い切った裁断も、結局証拠不十分で連盟側が謝罪し谷川浩司理事長が責任を取って辞任するという大変後味の悪い結果となった。

今の将棋ソフトは本当に半端無く強すぎるので、私のようなアマチュア初段レベルの将棋愛好家にとっては、まさに目の上のたんこぶ的存在になっているのが実情である。私の場合、もう10年以上前から「東大将棋」「激指し」など主要な将棋ソフトには全く歯が立たない状態になり、将棋への興味関心が薄れる原因になったのは間違いない。

今から30年くらい前に出回っていた将棋ソフトは、アマチュア初段クラスの人から見るとお話しにならないぐらい弱かった。最強レベルの強さに設定しても楽勝出来るくらいで、とにかく弱すぎて将棋ソフト相手に指しても、ちっとも面白くなかった。それがいつの間にか、立場が完全に逆転してしまい、今では人間がどんなに頑張っても将棋ソフトに勝てなくなってしまった。

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人間がコンピュータや機械に勝てなくなったのは、何も将棋に始まったことではなく、すでにありとあらゆる場面で遭遇することである。自転車やバイクや自動車は、人間より速く移動できる。オリンピックで優勝するウサインボルトより、バイクの方がよっぽど速いだろう。複雑な計算だって、人間よりエクセルの方が早くて間違いがない。

単純な繰り返しのようなことなら、コンピュータや機械には敵わないが、チェスや将棋など非常に複雑なゲームなら、まだまだ人間の方に軍配が上がるだろうとタカをくくっていたら、アッという間に追い抜かれて茫然自失の状態になっているのが今日の状況ではないだろうか。

後10年以内には、現在は人間が行なっている仕事の大部分が、コンピュータやロボットに置き換え可能な状態になるという予測が巷ではまことしやかに囁かれているが、私自身はこの噂はかなり実現性が高いものと受け止めている。自分の仕事を機械に奪われない為に何をすればいいか、今後の10年間は人間とAI機能を搭載したロボットとのバランスのとれた共存社会を如何に構築していくかが最大の課題になっていくような気がする。





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